おねむトコトコ

【スペイン4泊6日】2日目「グラナダへ」

2日目は鉄分多め

マドリッド観光は無し

Piramides駅とHoliday Inn(後ろの建物がホテルです)の位置関係と周囲の風景はこんな感じ。これでマドリッド観光を終了します(笑)

マドリッド Atocha駅

今日は鉄分多めですよ。まず昨日と同じ路線で列車の出発駅であるAtochaに向かいます。

右上の写真もAtochaですが、これは近郊列車のコンコースで長距離列車用のホームに行くには途中で荷物検査と切符のチェックがありました。9時5分の発車までちょっと時間があるのでカフェで朝食を食べつつ無料のWiFiが飛んでいたのでメールを書いたり。

グラナダ行きは朝と午後に1本ずつあるだけなので朝の列車を選びましたが、結果論だけどが午後の列車にして午前中はどこか美術館でも観光すれば良かったとちょっと後悔。「知らない所なので明るいうちに到着したい」と思ったんだけど夜でもあんなに陽が高いとは思わなかったもんでねえ。発車20分前くらいから改札が始まり、ちょっとドキドキしながら自分で印刷した切符(?)を出すとバーコードをピっと読んで無事通過。

ALTARIA 09218 グラナダ行

09218は列車番号ですがALTARIAというのは日本の列車名(愛称)とは違って列車の種類みたいです。案内板にAVEとあるのは高速鉄道ですね。ALTARIAはたぶん客車列車のことだと思われますが、まあ気になる人以外にはどうでもいい話ですか、そうですか。

ホームに降りると列車が入線していたので挨拶代わりに頭からシッポまで見学します。スペインの伝統として連結器の下に台車をつけるのが好きなのは知っていましたが一軸の客車というのは初めてみました。Talgoの文字が(気分的に)やたら光って見えます(?)。そういう構造なので客車一両が短いせいもあってか機関車はやたら巨大に見えます。

定刻に発車してグラナダまで4時間半の旅が始まり、私(だけ)はワクワク。ガタゴトと駅を離れますがスペインもAVEという高速鉄道網を整備しているのでここに見えている線路は標準軌のはずです(これ大事)。車内はこんなですが、まあどこの国でも乗ってしまえば同じようなものだけど網棚のほかに荷物置きがあるのはいいですね。でもこの列車に乗っているのはほとんど観光客でしょうからスーツケース大量で、早めに乗車しないと荷物が置けません(機内持ち込みできるくらいのバッグなら網棚でOK)。ちなみに料金は早期割引使って一人37.6ユーロでした。

 鉄ちゃん向けイベント

途中駅のSanta Anaで鉄ちゃんには興味深いイベントがあります。とか言ってますけど実はすっかり忘れていたというか気にしてなかったんですけどね。周りには何もない駅で「東北新幹線の駅みたいだなあ」と思っていたら、しばらく停車した後に本線から分岐したようです。グラナダへはどこかで分岐することは覚えていたので「ああ、ここで分かれるのか」と思っていたら、しばらく進んだところでまた停車しました。車掌さんが何か放送していますがスペイン語なのでスルー。そのあとで英語でも放送していましたが、どうせ聞き取れないし周りのお客さんたちもノンビリしているので大したことはなかろうとスルー。と思いきや「インターナショナルゲージ」という言葉だけ頭が識別しまして、ようやく窓の外の標識の意味を理解しました。ここで線路の幅(と電圧)を変えるんですね。

そのあとで本線(幹線?)の下をくぐってグラナダに向かうのは支線というかローカル線というか、なんとなく山陰本線を連想しました。気のせいか車窓もローカル線っぽくなり、気のせいじゃなく大きくなった揺れを感じながらグラナダには8分ほどの早着でした。鉄道的には早着は遅延よりまずいような気もしますが(昔イギリスで40分早着というのを経験したことがあります)途中から乗る人もいなさそうだし問題ないのでしょう。町の中心地からはちょっと離れたグラナダ駅を撮影しながらなんとなく一ノ関駅を思い出しました。

グラナダ散策

駅からホテルへ

駅前の道をちょっと歩いて大通りからバスに乗り中心部へ向かいます(あれ?バスの写真が無いな)。晴れてて良かったあ!バスで10分くらいだったかな?1.2ユーロなり。料金箱も無くて直接運転手さんに現金を払うとレシートのような切符をくれるので小銭が無くても大丈夫ですが、機械からでてきた切符を自分で取ろうとすると怒られるんですよ。カテドラル近くのバス停で降りてちょっと歩いて観光客だらけの道を進むとnueva広場。そこに面したMACIA PLAZAが今日のお宿です。HISのサイトから予約してツイン8265円、WiFi無料。

アルハンブラ宮殿を偵察

荷物を置いて一休みしてから町に出てお昼にしましょう。「スペインだ!バルだ!」とならずにケバブ屋さんに入ってしまうのはいつものことですが、イスラム色の残るグラナダだし立派な郷土料理だと思うんですよ。

食事の後はアルハンブラ宮殿の偵察というか入場券を受け取っておきたいのと、明日の時間指定が8時半なので行き方も含めて下見をしておかないと不安なので腹ごなしを兼ねて歩いて宮殿に向かいました。nueva広場の近くの路地を曲がって、ずんずん進むとなにやら門が出現。「もう着いた?」と思うのは大間違いで、ここからが本番で延々上り坂を歩くんですよ。素直にバスかタクシーを使いましょう。

入り口に到着したときは結構ヘロヘロ状態。この列は当日券を買う人だと信じたい。予約分はどこで受け取れば良いのかなとウロウロしていたら、ちょっと奥に機械を発見しましたが誰もいない。ほんとにこれなのか一瞬不安でしたが予約で使ったクレジットカードを入れたら「4月28日の8時半、2人(ほんとは英語)」と表示されて何事も無くチケットが発券されました。帰りは小さいバス(やっぱり写真が無いぞ)に乗ってカテドラル前まで1.2ユーロ。「こんなとこ軽自動車でもイヤだわ」というような細い道をクネクネと走るのが楽しかったです。

市内観光と生ハム

町の広場の片隅ではロバと記念撮影をする仮装集団がいました。そういえば町のあちこちにお揃いの装いの集団がいたので何かのイベントがあったのでしょう。特にあてもないお散歩が天気も良くて気持ちよかったです。おじさんが二人乗った馬が歩いていましたがなんだったんだろ?観光用にしてはお気楽な雰囲気だったけど。

カテドラル(の横のお寺?)で結婚式をしているのを見物したり、カテドラルと王室礼拝堂に入場したり(どちらもガイドブックの記載よりちょっと値上がりしてた)、思ったより小さい町ですが、ウロウロするのが好きな私には楽しかったです。

夕飯は「バル!」じゃなくて生ハム屋さん。お店の半分がカフェのようになっていて(いや、あれもバルなのかも)食べている人がいたので入ってみました。よくわからず適当に頼んだら大量の生ハムが!これ以外にパンと突き出しのようなオリーブとチーズ。生ハムは15ユーロだったかな?ちょっと塩が強めですが(ということは私向き)大変おいしかったです。生ハムだけでお腹がいっぱいになっていいんだろうか?

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